営業マンのひとりごと②
2022.08.21 UPDATE
その他
認定基準を満たした住宅を設計通りに工事しているのかどうかという点です。
施主様にとっては一番大事な部分ではないでしょうか。
一般的に住宅の工事中には、建築基準法による検査や住宅瑕疵担保責任保険による検査などがあります。
【建築基準法による検査】
「中間検査」建物の配置、隣地境界からの距離、高さ、構造体の寸法、耐力壁の設置・接合部の状況などの検査
「完了検査」高さ制限、建ぺい率・容積率・防火規制、シックハウス、採光、換気設備、火災報知器の設置状況などの検査
【住宅瑕疵担保責任保険による検査】
住宅会社が瑕疵担保責任保険に申し込む際に受けなければならない検査となります。
住宅会社には構造欠陥、雨漏りなどによる重大な欠陥があった場合の保証を行うための保険加入や、供託が法律で義務付けられています。期間は10年間で、その為の資金確保としてこの保険に加入します。
検査は工事中2回で、基礎配筋工事完了時と屋根工事(防水)完了時です。
構造耐力上主要な部分と、雨水の侵入を防止する部分となります。
これらの検査を合わせると全部で4回検査があります。
これだけの検査を受けていれば安心なのではと思いますが、これはあくまで法律による検査です。
「長期にわたり良好な状態で住みつづけられる住宅」という点の劣化対策は?維持管理・更新の容易性は?
省エネ性は?など長期優良住宅の認定基準の検査がないのです。
営業マンのひとりごと③へつづく